マジメにオモロイ英語

オオマジメに。でもオモロく。英語を紹介しています。

英作文を書く時に気をつけること(メリット・デメリットの扱い)

二者択一の英作文

英作文のお題が「二者択一」の場合、それぞれのメリットとデメリットを具体的に出し、それを効果的に組み合わせます。

例えばこんな場合

 

課題:高校生がアルバイトをすることについて、あなたはどう思いますか。身近な事例を含めて、あなた自身の考えを書きなさい。

 

①高校生がアルバイトをすることについてのメリット、デメリットを考える

●メリット

①コミュニケーションスキルを磨くことができる

②お金を稼ぐことの大切さを知ることができる

●デメリット

①勉強時間に専念できない

②アルバイトではなく学生時代にしか経験できないことをするべき

 

②メリット、デメリットを活かした構成を考える

 

ダメな例)メリット+デメリット=良いのか悪いのかよく分からない

「コミュニケーションスキルを磨けるのは良いが、勉強時間が減ってしまう所はよくない。だから、高校生のアルバイトについては良い点もあるが悪い点もある」

 

良い例①)メリット+メリット

「コミュニケーションスキルを磨けるので、良い。その上、お金を稼ぐことの大切さを知ることもできる。だから、高校生のアルバイトには賛成だ。」

 

良い例②)メリット+デメリットによる譲歩、そして打ち消し

「コミュニケーションスキルを磨けるので、良い。勉強時間が減ってしまう所はよくないかもしれないが、人生において勉強が1番というわけではない。だから、高校生のアルバイトには賛成だ。」

 

 

当たり前の事のようですが、結構「どっちの意見に賛同しているのか分からない」という作文になる時があるので気を付けましょう。

 

英検の公式サイトにも、減点の対象として、このような記述があります。

 

意見と矛盾する理由や説明がある

自分が述べた意見に矛盾する内容の理由や説明を書かないようにしましょう。(TOPICに対して“Yes”と解答した場合は、“Yes”である理由や説明だけを書く)

  • 解説 :最初に「カジュアルな服装の着用を許容する会社が増える」と言い、その理由として「職場でのストレス軽減」を挙げておきながら「スーツの方がフォーマルに見えるので、スーツを着る方が良い時もある」(下線部)という真逆にも捉えられる理由が続いている。この場合、2つ目の理由は意見を支える理由としてカウントできないため、減点の対象となります。
    ※TOPICに対して“Yes”と解答した場合は基本的には“Yes”である理由や説明だけを、“No”と解答した場合は基本的には“No” である理由や説明だけを書くようにしましょう。