自由すぎる英作文の子のその後
約一年前、こんな記事を書いていました。
英作文の宿題をよく出すけれど、生徒さんによって反応はいろいろ。自分が英語で書けそうな内容だけをチョイスしてくる生徒さん、難しい表現にもチャレンジしてくる生徒さん、とにかく言いたいことが山ほどあって、でも英語では書けなくて、日本語混じりで書いてくる生徒さん。
私はこの日本語混じりの英作文が大好きです。いやいや、講師としては「日本語は使わないで書くんだよ!」とダメだしをします。でも心の中ではいつも大爆笑。
例えば
「学校の制服は必要か否か」のお題に対して、ある生徒さんが書いてきた英作文。
I agree for 制服。Because I'm very 楽。When I wear 制服、手間が省ける。And 制服 is 姿勢が正される and 規則がわかりやすい。もちろん規則を守るのはvery hard. But I can 意識。Actually I have 意識。ルールも I can 守れる。so I agree for 制服。
といった具合。
君はラッパーか?
♫ 規則を守るのベリーハード!
I can 意識
I have 意識
ルールも I can 守れる YO!
いぇ~~~ ♫
みたいな。
腹筋痛い。
もちろん、これはやり直し。
やり直しの為に、ヒントを書き込んだりしながらも再度爆笑。
はー。可愛い。
この生徒さん、今でも、文章を書き出すとあれこれ出てきて、本当に面白いんですよね。先日は学校の課題で、日本語でですが、1万字のレポートを書いたそうです。
ひえ~~~。
ただいま中3。将来が楽しみですね^^。
中2の1月の英検で準二級に合格。しかも英作文は 600点中 570点 でした。すげぇ。95%獲得。私の指導の賜物!と言いたいところですが、実はほとんど指導していないのであります。
彼女は、英作文に限らずいつもすごい自由。出した宿題は全くやってこない、英作文も書いてこないから添削できない!(笑)。でも集中すると凄い。そして勉強の仕方がユニーク。「私(先生)に言われたことをやろう」という思考回路がないんだから、そりゃユニークになりますね。でも、そういう勉強で私は良いと思っていて、あまり口出ししません。
「テスト前にはちゃんと準備しときや」というくらい。
結構なお月謝をもらっているのでボッタクリやん。
って思ったこと数しれず。
テストも「凄い良い!」時と「凄い悪い!」時があり、本当に彼女の自由さにお任せなのです。お母さんには、この状況を何度も説明しており「辞めてもいいのでは?」とお話しているのですが、辞めるということにはならず今に至っております。
もちろん、分からない事があればそれを説明する準備は整っておるので、その時まで待機ということで…いいのかな?
準備万端待機しながら(笑)、これからも、彼女の思考の中を自由に駆け回る姿を楽しみたいと思います。