【英文法:仮定法】最後まで言わない楽チン仮定法
今日は仮定法の中でも一番楽チンなものを見ていきましょう。
仮定法は「もし〇〇だったら、△△なのになあ。」という形ですが、今日の仮定法は
「もし〇〇だったらなー」で終わっちゃう文です。
半分しかないから簡単(^O^)
楽チン仮定法の作り方
基本の考え方は、仮定法過去、仮定法過去完了と同じです。
仮定法過去:今(現段階)の事実と反対のことを想像して話す
仮定法過去完了: 過去の事実と反対のことを想像して話す
なので
「今もし〇〇だったらなー」なら仮定法過去
「あの時もし〇〇だったらなー」なら仮定法過去完了
の形で書きます。
If I had more money,...
(今、もしもっとお金があれば...)
If I had had more money...
(あの時、もしもっとお金があったら...)
ここまで書ければもう99.9%完成しているのが、楽チン仮定法の形です(^O^)
サイコーかよ!
If onlyを使うパターン
残り0.1%の部分は最初の if の部分。
ここを if only にすれば完成です。
If only I had more money!
(今、もしもっとお金があればなー!)
If only I had had more money...
(あの時、もしもっとお金があったらなー!)
If only 神ですね。
日常会話でも、「もし~ならな!」だけで終わることの方が多いくらいですから、これが使えればすぐに仮定法の使い手になれそうです。
I wish を使うパターン
if only と同じような使い方が出来るのが I wish です。
if only の部分を I wish に置き換えると同じ意味で使えます。
I wish I had more money!
(今、もしもっとお金があればなー!)
I wish I had had more money...
(あの時、もしもっとお金があったらなー!)
I wishも 使えるやつですね!
しかも I wish はもう少し時制の幅を広げることが出来ます。
I wished と過去形にすると以下のような事が表現できるのです。
I wished I had more money!
(過去に(今)もしもっとお金があればなー!思った。)
I wished I had had more money!
(過去に(あの時)もしもっとお金があったらなー!思った。)
ちょっと、ややこしくなりました?(^O^)
でも、考え方は簡単です。
まず頭の中が過去に飛びます。
そしてその過去で自分が
「(今)〇〇ならなー」「(あの時)〇〇だったらなー」と思ったなーと思い出しているという状況です。
【あなたの思考は現在にいる】
今〇〇だったらな と思ってる
I wish I had more money!
(今、もしもっとお金があればなー!)
あの時〇〇だったらな と思ってる
I wish I had had more money...
(あの時、もしもっとお金があったらなー!)
→if only と交換可
【あなたの思考は過去に飛んでいる】
その過去の時点で、今〇〇ならな と思ったな
I wished I had more money!
(過去に(今)もしもっとお金があればなー!と思った。)
その過去の時点で、あの時〇〇ならな と思ったな
I wished I had had more money!
(過去に(あの時)もしもっとお金があったらなー!と思った。)
人間、頭の中で色んな事をしてるんですよね。
現実と違うことを思い描いたり、過去の現実と違うことを思い描いたり、過去に戻ってその時の現実と違うことを思い描いたり、過去に戻ってその時の過去の現実と違うことを思い描いたり!!?
人間ってすごいよね!(^O^)
if only は【思考がまず過去に飛んでから仮定する】という表現は出来ませんので、I wish / I wished の方が使える幅が広いですね。
まずは、if only と I wish だけでいっぱい例文を読んだりして落とし込んでから、 I wished の方の例文を練習しましょう。
そうすれば混乱が最小限に防げると思います^^
今日もバンバン仮定法使ってこー!
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