マジメにオモロイ英語

オオマジメに。でもオモロく。英語を紹介しています。

【英文法:名詞】なぜそこが複数形になるのか?

英語の名詞の複数形について

英語は、名詞の数にうるさい言語ですよね。1個なのか2個以上なのか!常に気をつけて発言しなくてはなりません。その上、数えられない名詞なるものもあり、この場合は数えないから1個とも2個以上とも言わない。とか。胃が痛くなります。

 

 

私は犬を飼っている

例えば「私は犬を飼っている」の場合

1匹なら→ I have a dog.

2匹以上なら→ I have dogs.

となりますよね。

 

これは、実際飼っている犬がリアルに1匹とか5匹とか頭に思い浮かぶ状況ですよね。うちには5匹いるのよね。だから1匹じゃないの。a dog じゃないの。ってね。

2匹か5匹かは特に気にならないみたいです。1匹かそうでないのかが超重要!って思っている人達なんですね、英語ネイティブの方々って。(「5匹」までしっかり伝えたい時は five dogs と言います。)

 

これは、分かる。

複数いるなら複数形!

 

私は犬が好きだ

 

それに対して「私は犬が好きだ」の場合

この文を言う時にリアルに犬が何匹とか思い浮かんでいるでしょうか?

 

思い浮かんでいないと思います。

「いやーどの犬とか何匹とかそういうのは関係なしに全般的に犬ってやつが好きだっていう話なんですよー」という状況なんです。

 

そう。英語で名詞の「全般的なやつ」を表す時、数はどうすんの?っていう話になります。

①I like dog.

②I like dogs.

③I like a dog.

④I like the dog.

⑤I like thd dogs.

 

どれなん!?と悩まないといけないわけです。

 

dog は数えられる名詞なので、この文脈では"dog"だけでは使いませんので①は無いですね。

※dog をそのまま使うと「犬肉」の意味になるので「I like dog. =私は犬肉が好きだ」になります。

 

でも②と③と④と⑤はどれ使ったらいいのさ?となりますよね。

これに関してのルールがもちろんあります。

【種類全体を表す用法(総称用法)】と言います。

ルールあるなら良かった!って思いますよね。

でもこれが微妙に悩ましいルールなんですわ。

 

総称用法のルール

 

①無冠詞複数形(ただ複数形にするだけ)

②a + 単数形

③the + 単数形

 

で表すそうなんですよ。なんで表し方が三個もあるんだよ?一個にしてくれよ。です。

でもしょうがないので3つとも頭の片隅に入れときましょう。片隅に情報は入れておいて、でも実際よく使うのはどれなのか、を見てみましょう。

 

①無冠詞複数形(ただ複数形にするだけ)

この3個の中で一番ポピュラーに使われるのが①なのです。ですから

I like dogs

とすると「犬、全般が好きなのね。」と理解してもらえます。

 

「山に行くのが好き」なら

I like going to mountains. (私は全般的に山っていわれてるとこに行くのが好きです)

と言えるわけですね。

 

なるほど!だから「私は犬が好き」の時は I like dogs.になるのね。と分かって満足。という方はここまでで十分です!いやー、②とか③で言ったらどうなるのさ?と気になる方は更に先へどうぞ。(ちょっと長くなりますよー。)

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②a + 単数形

でも a + 単数でも良いんだったら

 I like going to a mountain. 

でもイイじゃないか!!!ですよね。はい~。でも、一応文法書的には(ロイヤル英文法)、この 「a +単数」の表現は、「原則として主語の位置にある時のみ総称用法となる」とありますのでね。英作文のテストなどで使うと減点されるかもしれませんから、使わないほうが良いでしょう。文脈から「全般的な話ですよ!」としっかり分かる場合にしか使わないほうが良いのが 「a +単数形」と言われています。

 

③the + 単数形

じゃあ the +単数は? 

 

これは文によっては無冠詞複数形と交換可能と思われます。

 「海」に関しては seas より the sea  の方を頻繁に見かけます。

でも、何となく "the" の本来の意味の「その(特別な)」というイメージを強く受け取っちゃう場合もあるんで、これはこれで誤解を生む時があるそうなんです。

 

I like going to the shopping mall.

 

と言うと、「全般的なモールのこと」なのか、「その(特別な)1つのモールのこと」なのか、よくわからん!と思われることも無きにしも非ず、なんですよね。

それと「the + 単数名詞」て全般的な事を表す用法は形式ばった学術書なんかで使われるよ~という説明もよく目にします。the でビシッと限定してその種類全体を表す感じが堅苦しさを生んでいると。確かに the って特別感ありますもんね~。

 

数えられない名詞の時は?

単数形や複数形が無い「数えられない名詞の時は、この【総称用法のルール】は、どうすんだい?と思ったあなたへ。

  

数えられない名詞(不可算名詞)の時は、この【総称用法のルール】は、考えなくて大丈夫です!

そもそも数えられない名詞はモヤモヤしてて形がないから数えられないんです。モヤってるってことはそれでもう「全体」のイメージになりますからね。theをつけてビシっと限定しちゃうとモヤモヤが薄れるので the もつけません。

 

↓ほらね。モヤっててどこまでもカバーしてるイメージ。→全体を表す

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↓ 因みに数えられる名詞の複数形で全体を表すイメージはこんなんだと思う。

 

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雰囲気似てますよね。

 

 

話を数えられない名詞に戻します。

 

例)What's your favorite subject?

あなたの好きな教科は何ですか?

My favorite subject is English.

私の好きな教科は英語です。

 

英語(English)は数えられませんので、そのままEnglishとするだけ!あー楽!

色や季節を表す言葉も基本的に不可算名詞なので pink, red...とか spring, summer...もそのまま使うだけ!あー楽!!

 

 

名詞の使い方は、ちょっと(いや、だいぶ)ややこしいですけど、誤解をうまない表現を目指して、少し細かい所にも目を向けてみてくださいね^^

 

もうちょっと詳しく知りたい方はこちらへ↓

www.makocho0828.net