英作文を書く時に気をつけること①
英検やGTECで英作文を書く時には、まず、お題に対する自分の「意見」を決め「それをサポートする具体例」をだす必要があります。今日は、その意見の選び方、具体例の出し方を中心に英作文を書く時に気をつけることについて考えてみましょう。
課題をタイプ別に見る
課題をタイプ別に見てみましょう
課題1:高校生がアルバイトをすることについて、あなたはどう思いますか。身近な事例を含めて、あなた自身の考えを書きなさい。
課題2:あなたが今、「やってみたいこと」や「やっておくべきと思うこと」について、自分の考えを書きなさい。
課題1 二者択一
課題1は、二者択一のお題ですね。「賛成か反対か」の二者択一です。「どう思いますか?」と聞かれていますが、「こういう所は良いと思うけれど、こういう所は良くないと思う」と、どっちつかずの作文にしてはなりません。
二者択一の問題は、メリット、デメリットが両者に必ずあります。それを、ごちゃまぜに取り上げて「良い点もあるが良くない点もある」にしてはダメで、必ず一方のメリットだけを取り上げる、もしくはデメリットを譲歩として出してから、それを部分的にでも打ち消し、メリットを際立たせる という構造で英作文を考えます。
二者択一の課題は、意見がどっちつかずにならない!という事がとても大切です。
※メリット、デメリットを使った構成の詳しい説明はこちらへ ↓
課題2 色々な意見がでる
課題2は、星の数ほどある候補から「1つを選び取る」タイプですね。ですので、答えとなる意見のバリエーションも星の数ほど出てきます。こちらの方が、英作文に難儀する印象があります。1つに選べない!と選び取るまでに時間がかかり過ぎる生徒さんが多いですからね。こういう場合は、説得力のある具体例が多く挙げられるものを選ぶのが無難です!本当に自分の思う通りの意見があり、それに関する具体例が沢山あり、論理的に語れる!という場合は良いですが、そうでない場合は、説得力のある具体例を出しやすいものを選びましょう。
※具体例の出し方、説得力のある構成の詳しい説明はこちらへ↓
まとめ
英作文を書く時に気をつけることは
●課題が「二者択一」か「色々な意見が出るもの」かを見極める
●「二者択一」のものは、賛成か反対か、の意見を表明し、ブレずにその理由を展開する
●「色々な意見が出るもの」は、情報を沢山もっているものを「意見」として選び、その情報から「その意見のメリット」を探り、構成を考える
次回は、英作文を書くときのテンプレートを紹介します