【未来進行形】中学で習わない進行形①
中学校では、現在進行形と過去進行形を習いますよね。なので、この二つには馴染みがある。が、その他の進行形には馴染みがない…という方も多いのではないでしょうか?今日は、そんな進行形を紹介したいと思います。
未来進行形
まずは未来進行形です。「未来」+「進行形」では一体どういうことを表せるのでしょうか。
①未来のある時点における進行中の動作
未来進行形といえばこれでしょう。未来のある時間を想像して「ああ、この時間はこれをちょうどしてるだろうなー。」って思うやつです。普通に使いますよね!I
This time tomorrow, I will be having dinner with him.
(明日の今頃、彼とディナーしてるとこだろうな~。むふふ。)
※ I will have dinner with him.では表せない「この瞬間ちょうどしている」というニュアンスがでますよね。ザ・進行形って感じのね。
②近い未来の予定
これはちょっと馴染み無い表現ですよね。「予定」を表す表現は色々あるから、他の表現で代用しちゃうことも多い。
でも、未来進行形の「近い未来の予定」を表す表現は、とても使い勝手が良いのでぜひ覚えておいてください。
未来進行形で表せる未来の予定は「個人の意志と関係なく、状況のなりゆきなどで決まった予定」を表せるんです。未来の予定って自分の意思で決める時と、そうなる事になってるんですよねという時がありますよね。これの、後者のニュアンスを出せるんです。
I will be seeing him next week.
(来週、彼に会う事になるでしょう。この状況だと。)
※I will see him next week.こちらには意思が感じられるんですよね。会う気!なの。でもwill be seeing の方は、話し手が会う気なのかどうかにはスポットがあたっておらず「なりゆきでそうなる、そういうことになっているのよね」という印象を与えます。
新幹線のアナウンスでも未来進行形が使われていますね
We will be stopping at Shinyokohama, Nagoya.....
(新横浜、名古屋…に止まります。)
うん。止まることになってるもんね。
③控えめな表現
これ!これが使えるんですよ!!でもあまり馴染みがない。ここで使い方を覚えてジャンジャン使っちゃいましょう!
未来進行形は「個人の意思でそうする、なる」のではく「未来の出来事のなりゆき上そうなる」という、なんとも客観的な表現ができるんですよね。例えば、相手に何かを尋ねるとき、相手の「意思」を聞くとちょっと生々しい。あなたは、どう思ってるの?どうするつもりなの?ってちょっと踏み込んでる感ありますよね。でも未来進行形ならそのニュアンスはない。「そうなる感じですかねー」と遠まわしに聞くことができるんです。
Will you be coming here tomorrow?
(明日こちらに来ることになってる感じですかね?)
相手の予定のなりゆきを客観的に聞いている感じですね。踏み込み感ゼロ。
※Will you come here tomorrow?は「来る(気ある)の?」 という感じがでますね。まあ、そこまで失礼な表現ではないですが、控えめな表現では絶対ないですね。
なので、控えめに、相手の気持ちに踏み込まないように、相手の予定なんかを聞くには未来進行形はとてもよい表現なんです。ぜひ使ってみてくださいね。
因みに
Will you be going grocery shopping this afternoon?
(今日の午後、スーパーに行くことになってたりする?)
なんて聞かれて、Yes って答えたら、100%くらいの確率で「じゃあ、悪いんだけど、ついでにシャンプー買ってきてくれない?」とかお願い事されると思っておいてください。控えめな表現の裏にお願い事ありです。(^O^)